改修工事①:水位検知器(電極棒・保持器)
貯水槽には、槽内の水位を検知するための「電極棒・電極保持器」が設置されています。
今回、高置水槽で改修工事を実施しました。
まずは高置水槽における水位検知器の役割をご紹介します。
槽内の水位は、各お部屋で水が使用されることで自然に下がり、ある程度低くなると
揚水ポンプ(※1)が作動、槽内に水を供給し水位を補う形で運営しています。
電極棒が常時水中に浸かっており、水位を検知することで揚水ポンプの作動・停止を
司る役割をしています。
※1:受水槽から屋上の高置水槽に水を供給しているポンプ
下の写真のように保持器の結線部及び棒が錆びますと、正常に導電できなくなり
陽水ポンプが誤作動を起こし、給水が止まらない、もしくはポンプが作動せず
断水してしまう危険性がありますので電極棒・保持器の交換が必要です。
以下、工事の様子
保持器結線部の錆の原因となる雨水の侵入を防ぐため、カバーを取り付けました。
工事完了後、正常に水位を検知していることが確認できました。
設置されている水槽が受水槽の場合は役割が少し異なり、また今後投稿しますが
いずれもポンプの作動に関わりますので、電極は非常に重要な設備です。